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X線望遠鏡(XRT)とはX線望遠鏡(XRT)は、極紫外線およびX線領域において、太陽を高い空間分解能で観測する観測装置です。 太陽の外層大気はコロナと呼ばれる200万度を超える高温プラズマで覆われており、ここからX線が放射されています。 このコロナは非常に活動的で、フレアと呼ばれる爆発現象を始め様々な太陽磁気プラズマ現象が生じています。 またコロナは、太陽表面付近(6000度)と比べて非常に高温であり、何らかの加熱機構が働いているはずです。 このような、コロナ中の磁気プラズマ現象の発生機構や、コロナを加熱する機構を解明するためには、高温プラズマの活動をX線で詳細に観測することが必要です。 しかし、太陽からのX線は地球大気で吸収されてしまうため、地上には届きません。そのためX線で観測をするためには、望遠鏡を宇宙空間に持って行く必要があるのです。 これまでの人工衛星による太陽観測は、主にこのような「地上では観測できない波長」が中心でした。日本においても、「ひのとり」や「ようこう」といっ た衛星によるめざましい活躍がありました。 XRTはこれらのX線望遠鏡をさらに発展させたもので、X線ではこれまでにない高い空間分解能を達成することで、プラズマ活動をより詳しく調べることができます。 また、より低い温度のプラズマへの感度を持っており、コロナと下層大気との関係の解明はより一層進むことと考えられます。 X線望遠鏡(XRT)による観測XRTでは、観測視野サイズを選択することができますが、一番大きなものは太 陽全面よりも大きなものになっています。 視野を小さく限って選べば、時間分解能を高くすることができます。 9枚のX線観測用フィルターを備えており、これらはプラズマ温度への感度が異なりますから、観測したい対象に応じてフィルターを選択します。 また、フレアの直前の様子が知りたいという場合に備えて、予備のメモリ領域に画像を蓄え、フレアが発生したという信号があれば、その画像を記録する、というプリフレアバッファ機能を兼ね備えています。
X線望遠鏡(XRT)の主な仕様と性能
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国立天文台SOLAR-B推進室 2006.9.08
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