日時:2014年9月13日
場所:天文学会2014年秋季年会C会場
(山形大学小白川キャンパス 基盤教育2号館1階213)
世話人:
草野完也(名古屋大学)、横山央明(東京大学)、柴田一成(京都大学)、原 弘久(国立天文台)、清水敏文(宇宙航空研究開発機構)、今田晋亮(名古屋大学)、寺澤敏夫(東京大学)、永原裕子(東京大学)、竹田洋一(国立天文台)
天文学会学会企画セッション報告 草野完也
(天文月報2014年12月号掲載)
次世代太陽観測衛星SOLAR-Cは次期太陽サイクルにおけるフラッグシップ太陽観測装置として計画されています。本セッションはSOLAR-C衛星の計画策定がほぼ完了し、2020年代における新しい太陽研究の方向性が明確になりつつあることから、SOLAR-C衛星の科学戦略とその広がりについて太陽及び関連分野(天文学、地球惑星科学、宇宙天気・宇宙気候)の研究者によって多角的に議論することを目的として実施されました。
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9月13日(土) 午前(9:30-11:30)
- A01a 太陽活動の未来を探るSolar-C衛星 草野完也(名古屋大学)
- A02a SOLAR-C衛星計画の概要 原 弘久(国立天文台)
- A03a SOLAR-Cと海外太陽関連ミッション:科学的位置づけと観測連携
清水敏文(宇宙航空研究開発機構) - A04r Daniel K. Inouye Solar Telescope: Collaborations and synergies between DKIST and SOLAR-C
Valentín Martínez Pillet(National Solar Observatory) - A05a 活動領域形成理論・フレア発生理論とSolar-C計画への期待 鳥海 森(国立天文台)
- A06a フレアのトリガ過程に関する観測的研究の現状と課題 伴場由美(名古屋大学)
- A07a 彩層磁場観測に基づく非線形 force-free 磁場(NLFFF)モデリング:フレア・コロナ質量放出研究の方向性
塩田大幸(名古屋大学) - A08a Solar-C 衛星による太陽フレアに伴う粒子加速現象観測の可能性
渡邉恭子(宇宙航空研究開発機構) - A09a Solar-C で探る磁気リコネクションの物理 今田晋亮(名古屋大学)
- A10a 彩層のエネルギー散逸メカニズムを握る空間分解以下の構造を超高速撮像で探る
磯部洋明(京都大学)
9月13日(土) 午後(13:30-15:30)
- A11r コロナ加熱,太陽風駆動機構でこれまで分かったことと未解明問題
鈴木 建(名古屋大学) - A12a SOLAR-C の彩層偏光分光観測で探る太陽大気の加熱機構
勝川行雄(国立天文台) - A13a 次期太陽観測衛星 Solar-C による太陽大気における振動・波動研究の展望
北川直優(国立天文台) - A14a 真空紫外による彩層・遷移層磁場観測 鹿野良平(国立天文台)
- A15r Solar-C による太陽の高精度観測で迫る地球気候変動の謎 高橋幸弘(北海道大学)
- A16a Solar-C による、さらなる高分解能光球磁場観測のインパクト
飯田佑輔(宇宙航空研究開発機構) - A17a 恒星彩層活動の本質を見極める SOLAR-C 渡邊鉄哉(国立天文台)
- A18a Solar-C 時代における太陽研究と恒星研究のシナジー 竹田洋一(国立天文台)
- A19a Solar-C の展望:科学成果への期待と技術課題(総合討論) 一本 潔(京都大学)
- A20c Mg II k, h 線と Ca II K 線の形成高度の比較と Solar-C/SUVIT の紫外線観測の役割
川手朋子(京都大学) - A21c 地上観測の限界と Solar-C 光学磁場望遠鏡 一本 潔(京都大学)
- A22c 飛騨天文台ドームレス太陽望遠鏡を用いた彩層磁場の測定 阿南 徹(京都大学)