News

2008年3月10日:
平成19年度 ISAS/JAXA宇宙放射線シンポジウム
「ひのでによる太陽研究の新展開とSOLAR-Cサイエンスの展望」開催のご案内

 「ひので」衛星は打ち上げから1年をこえ、太陽物理学の研究を大きく進展 させる成果を次々ともたらすとともに、関連分野との新たな交流も生み出して きています。これと並行して、「ひので」に続くSOLAR-C衛星計画の議論も 活発化してきました。昨年12月にはJAXA宇宙理学委員会のもと、SOLAR-C検討 ワーキンググループの設立が承認され、検討を一段と加速する時期となって います。

 このような状況のもと、「ひので」で明らかになりつつある太陽の新たな描像を ふまえ、関連分野からの視点も加えてSOLAR-C計画の科学目標をより具体的で明確 なものとするため、下記の要領で研究会を開催します。

平成19年度 ISAS/JAXA宇宙放射線シンポジウム
「ひのでによる太陽研究の新展開とSOLAR-Cサイエンスの展望」

  • 開催日:2008年3月17日(月)〜18日(火)
  • 開催場所:国立天文台三鷹キャンパス・解析研究棟1階大セミナー室
  • 世話人
      坂尾太郎(JAXA宇宙科学研究本部)
      草野完也(JAMSTEC地球シミュレータセンター)
      末松芳法(国立天文台)
      柴田一成(京都大)
  • 問い合わせ先:cosrad07-at-solar.isas.jaxa.jp
       ("-at-"を@に書き換えて、メールをお送りください。)
講演プログラム
    2008/03/14 改定版(いずれも講演20分+質疑応答10分)
    3月17日(月)
    • 10:30-11:00  「SOLAR-C計画の概要」 常田佐久(国立天文台)
    • 11:00-11:30  「これからの太陽サイエンス」 磯部洋明(東大)
    • 11:30-12:00  「宇宙天気研究と太陽分野への期待」 上出洋介(京大)
    • 【12:00-13:30 昼食休憩】

    • 13:30-14:00  「SOLAR-C A案(その1)」 関井隆(国立天文台)
    • 14:00-14:30  「ひのでSOTの成果 - 彩層で観測された磁気リコネクションと波」
                 勝川行雄(国立天文台)
    • 14:30-15:00  「SOLAR-C B案(その1)」 清水敏文(JAXA)
    • 【15:00-15:30 休憩】

    • 15:30-16:00  「SOLAR-C A案(その2)」 鈴木健(東大)
    • 16:00-16:30  「太陽圏・太陽風研究とSOLAR-Cへの期待」 徳丸宗利(名大)
    • 16:30-17:00  「ひのでXRTの成果」 坂尾太郎(JAXA)
    • 17:00-18:00  全体討論(その1)
    • 18:30-20:00  懇親会
    3月18日(火)
  • 10:00-10:30  「SOLAR-C B案(その2)」 末松芳法(国立天文台)
  • 10:30-11:00  「ひのでによるシミュレーション・モデリング研究」
               草野完也(JAMSTEC)
  • 11:00-11:30  「恒星活動・恒星フレアとSOLAR-Cへの期待」 梅本智文(国立天文台)
  • 11:30-12:00  「ひのでEISの成果」 原弘久(国立天文台)
  • 【12:00-13:30 昼食休憩】

  • 13:30-14:00  「実験室プラズマに見る磁場発生」 三間圀興(阪大)
  • 14:00-14:30  「太陽気候影響研究の最近の動向」 余田成男(京大)
  • 14:30-15:00  「ひのでSOTの成果 - 黒点を中心とした微細な光球磁気活動」
               一本潔(国立天文台)
  • 【15:00-15:30 休憩】

  • 15:30-16:00  「SOLAR-C時代の地上太陽観測」 花岡庸一郎(国立天文台)
  • 16:00-16:30  「太陽圏・宇宙プラズマ研究とSOLAR-Cへの期待」 藤本正樹(JAXA)
  • 16:30-17:00  「X線天文学とSOLAR-Cへの期待」 小山勝二(京大)
  • 17:00-18:00  全体討論(その2)