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National Institutes of Natural Sciences

ひのでデータ解析ガイド


解析を始める前に

 ひので衛星データを利用した研究は、世界中で行われており、 もしかするとあなたが興味をもった現象を、他の誰かが解析している、 または解析してしまっていて、論文まで書かれているかもしれません。 論文になればADS等からチェックできますが、 進行中の研究を知ることは難しいです。 この問題を解決するために、 ひのでサイエンスセンター(HSC)では、 誰でも登録できて、誰でも見ることができる、 進行中の研究テーマ一覧ページを作成しました。

解析を始める前にこのリストを眺めて、 自分の研究に近いことは行われていないか、 チェックすることをお勧めします。 もし自分の研究テーマコンフリクトする場合は、 個人的に関係者と接触して、 共同研究や今後の研究方針を相談をすることを、 お勧めします。 また、このリストに無いテーマであれば、 あなたのテーマを書き込んでください。よろしくお願いします。


ひので観測データ

Hinode/DARTでデータを取得できるまで

 ひので衛星に搭載された3本の望遠鏡(SOT,XRT,EIS)で取得された観測データは、 JAXA 内之浦宇宙空間観測所および ノルウェー・スバルバード島にあるアンテナ局で1日十数回ダウンロードされます。 これらのダウンロードデータは、 Internetを利用してJAXA/ISAS 相模原キャンパスに集められます。 これらのダウンロードデータは観測時間順に並べてあるわけではなく、 また重複等もあるので、これらを整理する必要があります。 またこのデータは、テレメトリーデータですので、 直接解析することはできません。 そのためすべての観測データは、 衛星ダウンロードしてから約1週間をかけて、 データのソートおよびFITSへのリフォーマットが行われます。 このリフォーマット後に、Hinode/DARTSへ登録されるため、 観測データがHinode/DARTSから取得できるまでには、 観測日から約1週間程度かかるとお考えください。

ひので観測データ

 すでに申したとおり、ひので観測データはすべて、FITSファイル形式 で収納されています。このひのでデータFITSファイルの内容および、 それぞれのデータの内容・物理的意味は、以下の資料にまとめられております。 データ解析を始める前に、以下の資料をダウンロードし、 一読されることをお勧めします。


ひのでFITSヘッダー

 ひのでデータを格納しているFITSファイルの頭の部分には、FITS header と呼ばれる、そのデータファイルの中身を説明する情報がテキスト書かれています。 UNIX上では、ファイルをmoreするだけで見ることができます。  ひのでのFITSヘッダーは、3望遠鏡共通部分(Mission-Wide keywords)と、 機器固有部に分かれており、 以下の文書によりヘッダーの内容を理解することができます。


ひのでデータ解析のいろは

ひのでデータ解析環境

 ひので衛星データの本格的解析には、 IDLと呼ばれるデータ解析・可視化ソフトが必要となります。 また、IDL上での太陽データ解析ソフトウェアパッケージ SolarSoftware(SSW)をインストールする必要があります。 HSCでは、これらのデータ解析環境を研究者の皆様に、 共同利用施設として提供しています。この解析環境をりようするには、 HSCの計算機システムにアカウントを作る必要がありますので、 以下の窓口から、アカウントの申請をしてください。

 アカウントを取得したら、こちらの HSC 共同利用システムローカルマニュアル をよく読んで、データ解析環境をご利用ください。 また国立天文台・三鷹キャンパスには、 ひのでデータ解析用の端末が並んでいる共同利用室があります。 三鷹においでになることができるのであれば、 ひのでのコアメンバーと議論しながらデータ解析をすることをお勧めします。

 ご自分のPC上でデータ解析環境を構築されたい方は、 以下のサイトをご参考に解析環境構築にチャレンジしてみてください。

データ解析マニュアル

 ひのでデータの解析は、望遠鏡によって解析の手順が異なります。 以下に簡単な解析マニュアルがありますので、ご利用ください。

上記のマニュアル以外にも、講習会資料・FITS keyword listをご利用ください。 また、HSCではデータ解析情報の情報交換のために、 ひのでWiki を立ち上げています。こちらもご参照ください。 それでもわからない場合は、HSCの質問受付へご質問をお送りください。 HSCお問い合わせ窓口 この問い合わせの返答は、電子メールで質問者に送られるほかに、 質問内容とともに ひのでWiki に掲載されます。


論文を書く時には

 データ解析がひと段落つき、論文を各段階に入りましたら、 以下のページをご覧ください。 このページには、衛星および各観測機器の装置論文のreferenceや、 ひのでプロジェクトに対する謝辞の書き方などの情報が記載されています。

Instruction for Hinode data users

 論文をサブミットし、アクセプトされましたら以下の情報を、

publ_hinode(atまーく)solar-b.nao.ac.jp

までお送りください。送ってくださる情報は、proceeding等の論文でも、 国際会議での発表でもかまいません。HSCでは、ひのでデータを利用した 論文・講演のデータベースを作成しております。皆様のご協力をお願いします。

<送っていただきたい情報>
Title of the paper:
Authors:
Journal:
Publication year:
Volume and pages (if available):


国立天文台ひので科学プロジェクト 2007.6.7