兵庫県の中学校で出張授業を行いました
10月25日、本プロジェクトの米谷(特任専門員)が兵庫県多可町立八千代中学校において出張授業を実施しました。国立天文台が2010年から実施している「ふれあい天文学」の一環で、研究者や技術者が日本全国の小中学校・海外の学校で授業を行う取り組みです。 中学校1〜3年の全校生徒と教員、保護者に向けて100分の授業を行い、国立天文台の活動や太陽グループの研究内容をクイズを交えて紹介、シミュレーションソフトMitakaを活用した宇宙旅行の実演など大ボリュームの内容でした。
質疑応答では一般的な天文学についての質問から、太陽物理に関わる難しいものまで多岐にわたる質問が飛び交い、若い子どもたちの興味関心の広さを実感しました。一方で情報社会であるからこそ正しい情報に触れることの難しさや、地方特有の問題として専門家と直接触れる機会が少ないことも、 先生や生徒とのやり取りで感じました。
コロナ禍で約2年間、現地開催がとまっていた「ふれあい天文学」が再開し、より多くの児童生徒に天文学に触れる気概が増えることを期待します。