開発経緯

本日の SOLAR-B 2006.9.04〜

2006年9月10日(日) @宇宙研内之浦宇宙空間観測所

ノーズフェアリング(NF)組付

1.NF温度モニター結線(TVC班)
2.NF結合(ロケット班)
3.吊具外し(ロケット班)
4.-(1)ケーブル結線(SA班)
4.-(2)パージアクセス板取付(SA班)
5.NFアクセス窓仮取付(ロケット班)
6.NF組立後処置(ロケット班)

2006年9月9日(土) @宇宙研内之浦宇宙空間観測所

さらばSOLAR-B
衛星の最終外観確認が慎重に行われ、衛星は巨大なM-Vロケットノーズフェアリング 中に収容された。これにて、SOLAR-B衛星は見納め。

NF_attach.jpg
1. ほこりよけ外し
2. 吊治具外し
3. 吊治具IF周辺MLI目張り
4. ノンフライトアイテム外し
5. 最終外観確認 (NF-L取付、報道公開)
6. 衛星パージホース接続 (NF-R取付)

2006年9月8日(金) @宇宙研内之浦宇宙空間観測所

ノーズフェアリング(NF)取り付け準備
衛星

1. 明日のNF組付に向けて、ケーブルのNF内取付
2. NF取付関係(ロケット班)の器材搬入のホコリ防止管理
3. 明日のノンフライトアイテム外しに向けての準備
いずれも問題なく終了。
 ノンフライトアイテム: 衛星搭載機器の保護のために一時的に取り付けている部品 (カメラレンズの保護蓋など)。打ち上げ前にとりはずす。

ロケット
1.頭胴部最終確認
各班、ノーズフェアリング組み付け前の最終確認を行った。また、 カバーやテープ等のノンフライトアイテムを取り外した。 尚、衛星の最終確認は9日に行う。

2.NF組付準備
ノーズフェアリング内面の計装最終固定を行い、組み付け前の 作業を完了した。また、吊り具や器材をクリーンブース内へ搬入し、 準備作業を行った。

ノーズフェアリング:衛星をまわりの環境やロケット上昇時の空気の流れ・それ による加熱から保護するための覆い。ロケット最上段に位置し、空気抵抗がなくなる 高度で開頭される。

2006年9月5日 全員打合せでの森田泰弘先生のあいさつ

 9月5日のJAXA発射場での全員打ち合わせにおけるM-V-7号機/SOLAR-Bフライトオペ レーション実験主任 森田泰弘先生のあいさつは以下の通りです:
 いよいよM-Vロケット7号機のフライトオペレーションが始まります。今号機のミッ ションは、世界一の太陽観測衛星SOLAR-Bの打ち上げです。我々はこれまでM-Vロケッ トにより、電波天文衛星はるか、火星探査機のぞみ、小惑星探査機はやぶさ、そして JAXA統合後は、X線天文衛星すざく、赤外線天文衛星あかりを打ち上げてきました。 そして今回の太陽観測衛星SOLAR-Bの打ち上げにより、M-Vロケットは宇宙科学のほぼ 全ての領域に貢献することになります。今まで以上に、我々に対する期待と責任は重 いと言えます。このことをしっかりと肝に銘じてください。
 今号機で現形態のM-Vロケットの打ち上げは最後となります。しかし、それは我々 が次のステップに進むために必要な区切りであって、我が国固有の固体ロケットの研 究開発の大きな流れの中では単なる通過点に過ぎません。新しい固体ロケットの研究 は小さな形態でスタートしますが、これはM-Vロケットをさらに良くしようという壮 大な計画の最初の一歩であって、M-Vロケットが本当に良いロケットであるならば、 次のステップ、さらにその次のステップと発展し、必ずやより良い固体ロケットがで きあがることと思います。本当にそのように発展していけるかどうかは、まさに我々 の熱意にかかっています。全力で取り組もうではありませんか。
 この打ち上げで目指すのは、これが最後の有終の美ではなく、これから始まる新し い段階への幸先の良いロケットスタートです。実験班全員、ふたたび心をひとつにし て、持てる力を全て出し切り、ぜひともこの打ち上げをきれいな成功で飾ってほしい と思います。


2006年9月7日 @宇宙研内之浦宇宙空間観測所 天気:晴れ

頭胴部動作C/K
 ロケット頭胴部(第2段計器部以上)及び衛星をONにして、搭載 機器が正常に動作する事を確認した。またタイマテストを実施し、 シーケンスに沿って正常に機器が動作する事を確認した。

2006年9月6日 @宇宙研内之浦宇宙空間観測所

NF取り付け前動作チェック
 昨日21:50〜23:00の間の落雷のため地上系の一部に問題が生じた 可能性がある。本日は、終日このための調査が行われた。 なお、衛星自身に問題はない。

2006年9月5日 @宇宙研内之浦宇宙空間観測所

全員打ち合わせ
 実験班全員出席による打ち合わせを行った。 M-V-7号機/SOLAR-Bフライトオペレーション実験主任 森田 泰弘先生 のあいさつののち、スケジュール確認・各班報告等を行った。
明日の動作チェックのための準備
 ケーブルの布設やクリーンブース内への 器材搬入等の準備作業を行った。
サブペイロード搭載
 SOLAR-B と同時に打ち上げる HIT-SAT・SS-SATを第3段計器部に 組み付け、搭載作業を完了した。
雷来襲
 20:40頃、雷の影響で一時的に停電。退避勧告が出たので、 クリーンブースのシャッターを閉め、衛星とロケットのアースグランドを 外してから退避。

2006年9月4日 @宇宙研内之浦宇宙空間観測所

火工品導通チェック
<本日の作業>
システム
1. 火工品検知管導通チェック
2. 実機火工品(フライトコネクタ)導通チェック
RCS
・ヒドラジン器材除毒作業(IP洗浄)



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