2007年特別公開 太陽研究最前線 〜地上の眼、ひのでの眼〜
今年の国立天文台特別公開において太陽天体プラズマ研究部は、 「太陽研究最前線 〜地上の眼、ひのでの眼〜」と題して、 国立天文台で行われている最新の太陽研究の紹介と その基礎となっている原理の実験、解説をします。
なお、以下の内容は変更されることがあります。御了承ください。
本館ロビー
- ひのでハイビジョン映像上映
本館ロビーに設置された 103v型プラズマテレビで、ひので観測の ハイビジョンムービーを上映します。ひのでがとらえた高精細な 太陽観測画像を迫力の大画面で御覧ください。(1回3分程度)
北研廊下
- 太陽天体プラズマ研究部 ポスター展示
太陽天体プラズマ研究部(太陽観測所、ひので科学プロジェクト)で 行われている研究の数々をポスターで紹介します。
ひので共同利用室
- ひので模型展示
ひので衛星の外観及び各望遠鏡の概要を模型を使って紹介します。 - M-V-7 打ち上げムービー上映
ひので衛星を打ち上げた M-V 7号機の打ち上げムービーを上映します。 - 斜め入射の不思議
ひので衛星に搭載されている X線望遠鏡。X線は本来、物質を透過 しやすいため、レンズや反射鏡で光を集めて望遠鏡を作るには困難です。 ですが、「斜め入射」という方法を使うとX線を反射して集めることが できます。ここではその「斜め入射」の実験を行います。 - X線望遠鏡 結像原理の解説
上記の「斜め入射」を利用したX線望遠鏡の原理を模型を使って解説 します。
ひので衛星運用連絡室
- ミニ講演会
ひのでが観測した映像とその解説を行います。(1回15分程度) - 可視光・磁場望遠鏡 主鏡展示
今までにない回折限界での高分解観測を行う可視光・磁場望遠鏡。 その心臓部である主鏡及び副鏡の試作品を展示します。 - みそ汁による太陽粒状斑の実験
太陽光球の粒状斑は太陽内部の対流層での対流(ベナール対流)を上から見ている と考えられています。ベナール対流と言うのは、みそ汁を置いておくと 見られる六角柱構造が特徴的な対流です。 ここでは実際にみそ汁で再現したベナール対流を見てもらい、 太陽の粒状斑と比較できるようにします。 - クイズ 粒状斑をさがそう
太陽には粒状斑をはじめとするさまざまな構造があります。 カードに書かれたそれらの部分画像の場所をひので観測画像からさがす クイズです。正解者には記念品を差し上げます。(全年齢対象)