「ひので」EISチームがGroup Achievement Award in geophysics を受賞!
「ひので」EIS(極端紫外線撮像分光装置)チームが、英国王立天文学会のGroup Achievement Award 2015 in geophysics を受賞しました。
英国王立天文学会のページ
https://www.ras.org.uk/awards-and-grants/awards/2553-winners-of-the-2015-awards-medals-and-prizes#group_g
「ひので」衛星に搭載された3つの観測装置のうちの1つであるEIS (EUV Imaging Spectrometer)は、太陽コロナの加熱や、太陽風の起源と加速の謎に迫る科学成果を挙げ、また、コロナ中を伝わる波動の存在、高温プラズマの性質を明らかにしてきました。EISのデータはこれまでに約900の査読論文に使用されてきました。こうした成果は、英国、日本、米国、ノルウェーのチームの協力によるものです。EISは20年ほど前に日本側EISチームの代表である渡邊鉄哉教授が提案され、国際協力で実現した観測装置です。
EISチームの日本側装置責任者である国立天文台の原 弘久准教授は、「大変な思いをしてつくった装置で賞をとれて嬉しい。当初想定していた性能が出たことで、それまでの観測装置では見つけられず、『ひので』EISで見つけようとしていた現象を見つけることができました。さらに、期待していた以上に様々なことが分かり、非常に実りのある観測装置となりました。」と話していました。
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