お知らせ

勝川行雄助教が若手研究者賞を受賞!

 国立天文台SOLAR-C準備室の勝川行雄助教が、第6回自然科学研究機構若手研究者賞を受賞しました。この賞は、自然科学研究機構が、新しい自然科学分野の創成に熱心に取り組み成果をあげた優秀な若手研究者を対象として授与しているものです。

 勝川助教の研究テーマは、「『ひので』衛星による太陽磁気活動現象の観測的研究と次世代太陽観測技術の開発」です。勝川助教は、「ひので」可視光・磁場望遠鏡による彩層や光球磁場のデータを用いて、太陽の磁気活動に迫る様々な成果を挙げてきました。代表的な成果の1つが、「ひので」を使って太陽黒点の半暗部で頻発する微細な彩層ジェットを発見したことです。黒点半暗部には太陽面に垂直で強い磁場成分と、水平で弱い磁場成分が交互に存在し筋状構造を形作っています。そのような異なる磁場成分の境界で磁力線のつなぎかえが起こることにより、彩層ジェットが発生するというメカニズムを提案しました。勝川助教は、「ひので」の可視光・磁場望遠鏡をはじめとした最先端観測装置の開発にも精力的に取り組んできました。現在推進しているのが、彩層磁場の観測です。彩層磁場は光球よりも弱く、「ひので」と同じ方法では測定が困難です。その問題を克服するため、2015年に初観測を行なったCLASPロケット実験や2020年の実現を目指すSUNRISE気球実験で新しい観測手法に挑んでいます。

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受賞した勝川助教(©国立天文台)

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若手研究者賞受賞者(©NINS)

記念講演会

 2017年6月11日(日)に日本科学未来館 未来館ホールにて、授賞式と記念講演会が行われました。勝川助教は、「ダイナミックに変化する宇宙の姿 −太陽を通して活動的な宇宙を読み解く」というタイトルで講演を行いました。

DSC_8825_c.jpg講演する勝川助教(©NINS)

DSC_8985_c.jpg講演の後、来場者と触れ合う勝川助教(©NINS)

勝川助教のコメント

 今回の受賞は、私の成果のみでなく、「ひので」の開発・運用に貢献された多くの方々のおかげだと思っております。講演会には母校の岐阜県恵那高校の生徒さんが遠方から多く参加して頂きました。その中から自然科学の研究者を目指す方が現れてくれるとうれしいです。

関連リンク

第6回若手研究者賞記念講演(自然科学研究機構)

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