開発状況

OTA熱光学試験用真空チャンバー完成

Solar-B推進室


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Solar-B搭載可視光磁場望遠鏡(OTA)の宇宙環境下における光学性能を検証するための、熱光学試験用真空チャンバーが大阪真空機器製作所で完成した(2002.4)。直径1.8m、高さ約4mの同チャンバーは、内部に上下2つの銅製シュラウドを備え、熱媒循環によりそれぞれの温度を独立して-50Cから80Cの範囲で制御することができる。これによりOTAに宇宙環境で想定される温度勾配を人為的に与えつつ干渉計による波面計測をおこない、同望遠鏡の宇宙での光学性能を検証することが可能となる。チャンバー側面には計測用光学窓や電気信号を取り出すためのサービスポートが多数、また計測機器を取りつけるための座面が設けられている。OTA熱光学試験は2003年1月(熱試験モデル)と2003年秋(フライトモデル)の2回が予定されている。同チャンバーは将来の幅広い用途に備え、横置きに設置することも可能であり、OTA試験後は広く共同利用に具されるものである。

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