開発状況

OTAドア火工品衝撃試験終了

 OTA (可視光望遠鏡の望遠鏡部)には、トップドアとサイドドアという2つのドアがあります。ドアは、打ち上げおよび地上試験時に望遠鏡の窓から進入するホコリやチリから光学系(主鏡など)を守るためにあります。トップドアは望遠鏡の開口部に取り付いています。サイドドアは、主鏡が作る一次焦点位置に取り付けた排熱鏡から反射される観測上不要な太陽光を、望遠鏡外に出すための開口部に取り付けられています。火工品(ワイヤカッター)でワイヤを切断すると、保持状態であったドアがゆっくりと開く仕組みになっています。本試験は火工品点火の際に発生する衝撃のレベルが問題ないレベルであることを確認するための試験です。衛星および望遠鏡の各部にて加速度計で測定を行い、問題ないレベルであることを確認しました。なお、ドアを開く試験はOTA単体にて別途実施予定です。

image002 (8) 2.jpg

準備のためにトップドアに高所作業台車で接近中

image004 (5) 3.jpg

トップドア付近。汚染防止のためのカバーで覆われているが、火工品部が正面に見える

当ページの画像、映像のご利用については、こちらをご覧ください。当ページの画像、映像でクレジットが明記されていないもののクレジットは『国立天文台/JAXA』です。当ページ内の、クレジットが『国立天文台/JAXA』、『国立天文台/JAXA/MSU』および『国立天文台、JAXA、NASA/MSFC』である著作物については、国立天文台が単独で著作権を有する著作物の利用条件と同様とします。著作物のご利用にあたっては、クレジットの記載をお願いいたします。なお、報道機関、出版物におけるご利用の場合には、ご利用になった旨を事後でも結構ですのでご連絡いただけますと幸いです。ご連絡はsolar_helpdesk(at)ml.nao.ac.jp((at)は@に置き換えてください)にお願いいたします。

page top