Solar-B 熱試験モデル(TTM)が完成・熱平衡試験へ
2002年7月に構造モデル試験が終了後、衛星は一旦分解され、熱試験モデル(Thermal Test Model, TTM品)への衣替えが行われました。熱制御のためのヒータ、各部分の温度をモニターするための熱電対、暑さ寒さをしのぐための防寒着である「サーマルブランケット」が装着され、再び衛星として組み上げられました。熱試験モデルを用いた熱平衡試験を10月中旬より、宇宙研のスペースチャンバーにて行います。熱平衡試験では、軌道上で予想される高温および低温の環境を模擬的に作り、衛星および望遠鏡の熱設計が設計どおりであることを検証します。
スペースチャンバに設置された熱試験モデル。手前の黒いチューブがX線望遠鏡。左手のねずみ色の箱が可視光望遠鏡の焦点面検出装置。
正面の黒い物体が極紫外線分光装置。右手のねずみ色の箱が可視光望遠鏡の焦点面検出装置。中央上には可視光望遠鏡の開いたトップドアが見える。
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