開発状況

可視光磁場望遠鏡(SOT)、台内公開 2005/06/27

 2005年6月27日12時から16時、国立天文台高度環境試験棟において、天文台内向けに、SOLAR-B衛星搭載の可視光磁場望遠鏡(SOT)の台内公開が行われました。可視光磁場望遠鏡は、6月29日に衛星打ち上げ前の総合試験のために相模原の宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部(JAXA/ISAS)へ輸送されます。そこで、可視光磁場望遠鏡が天文台に滞在する最後の機会ということで、台内向けに見学の機会を設けました。
 見学は、高度環境試験棟のチェックアウト室という部屋から窓越しにクリーンルームをのぞく形で行われました。窓越しとはいえ、実際に宇宙空間に打ち上げられる望遠鏡ということで関心をひいたのか、4時間の間に120名の人が訪れました。その中には、研究系職員、技術系職員、事務系職員、大学院生などさまざまで、中には「この建物に初めて来ました。」という人もいました。
 見学者は、クリーンルーム内を見学する際、スタッフから、衛星を打ち上げる目的や、クリーンルームで行ってきた実験内容や、太陽光試験の説明を受けました。また、通路にあるパネルを使っての説明も行いました。見学者からの質問はさまざまで、以下のような質問がありました。

 「いつ打ち上がるのですか」(答:2006年夏です。)
 「どこで打ち上げるのですか?」(答:種子島ではありません。内之浦です。)
 「どのくらい、打ち上がっているのですか?」
 (答:ミッション期間は1年です。何も問題なければもっと延長します。ようこう衛星は10年続きました。)
 「もう、もどってこないのですか?」(答:はい、戻ってきません。)
 「望遠鏡の鏡はどこで作られたのですか?」(答:フランスで作られました。)

 また、この日、「天網の会」という研究会が行われており、そこからも約30名の見学者がありました。この研究会にはインターネットや計算機の専門家が多いためか、「衛星上ではどのくらいデータをためておけるのですか」「撮像にはどれくらい時間がかかるのですか」など、データ処理に関わる質問が多く出ました。

可視光磁場望遠鏡は、6月29日にJAXA/ISASに運ばれ、打ち上げ前の総合試験を迎えます。

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窓越しにクリーンルーム内を見学
可視光磁場望遠鏡はクリーンルームの左奥にある
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通路においてあるパネルの前で説明を受けている

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