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ひので衛星(SOLAR-B)搭載0.5 m可視光太陽望遠鏡が「重要科学技術史資料」に登録されました。

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ひので衛星(SOLAR-B)搭載0.5 m可視光太陽望遠鏡が「重要科学技術史資料」(2025年度)に登録されました。

国立科学博物館では、日本の産業技術や科学技術の発展を示す資料のうち、次のような意義を持つものを選定し、「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)として登録しています。

•科学技術の発達上、重要な成果を示し、次世代に継承することが重要な資料
•国民生活、経済、社会、文化に顕著な影響を与えた資料

ひので衛星(SOLAR-B)は太陽観測を行う国産初の本格的宇宙望遠鏡です。可視光、極端紫外線、軟X線の3波長をそれぞれ観測できる望遠鏡が搭載されており、2006年9月23日の打ち上げから19年経過した現在も先進的太陽研究の一翼を担っています。今回登録されたのは0.5m可視光太陽望遠鏡で、ハワイの「すばる望遠鏡」開発に用いられた17つの主要技術のうち9点を適応して開発されたものです。無重力状態を模擬した世界初の光学性能評価方法は後の衛星搭載光学機器に継承されています。望遠鏡としては小口径ながら理論的限界値である0.2秒角の分解能を達成し、太陽の磁場構造や太陽フレアの観測などで成果を上げています。

登録された主鏡、副鏡、排熱鏡のエンジニアリングモデルは国立天文台三鷹キャンパスで常時見学可能です。
また、令和7年9月17日(水)~28日(日)には、国立科学博物館日本館1階中央ホールにて今年度登録資料のパネル展示が開催される予定です。ぜひご注目ください。

関連リンク

重要科学技術史資料(国立科学博物館) https://sts.kahaku.go.jp/material/

すばる望遠鏡と太陽観測衛星「ひので」搭載0.5メートル可視光太陽望遠鏡が「重要科学技術史資料」に登録(2025年9月10日 国立天文台 トピックス)https://www.nao.ac.jp/news/topics/2025/20250910-kahaku.html

見学のご案内 https://www.nao.ac.jp/about-naoj/organization/facilities/mitaka/visit.html

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