平成25-29年度 科学研究費補助金 基盤研究 (S)
「太陽コロナ・彩層加熱現象に迫る-ひので・IRIS・CLASPからSOLAR-Cへ」

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日本の太陽観測衛星とロードマップ


日本はこれまでに「ひのとり」、「ようこう」、「ひので」の3機の太陽観測衛星を打ち上げ、高い科学成果を挙げてきました。 SOLAR-Cは4機目の太陽観測衛星で、2020年代の打ち上げを目指し検討を進めています。 現在、太陽が近年にない異変を示し始めており、今後の数サイクルが太陽と地球環境の結びつきを理解する絶好のチャンスです。 「ひので」による高空間分解能磁場観測により、ようやく静穏領域や極域を含めた太陽面全域の磁場の長期変動を調べられるようになりました。 太陽の11年周期活動を理解する上で重要な太陽極域の磁場極性が反転する様子をとらえつつあります。 「ひので」データとの連続性や前の活動周期との比較研究を行う観点からも、SOLAR-C の早期実現が必須です。