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太陽将来計画ワークショップ
日時: 2006年6月29日(木)、10時30分ー18時
場所: 東京・三鷹・国立天文台・コスモス会館会議室
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ワークショップの主な目的は、国立天文台の地上観測を今後どうするか具体的な方向性を出したいこと、また関連してATST(米国4m太陽望遠鏡計画)への日本の参加方式を決めたいことです。また、SOLAR-Bの後の具体的な太陽計画が無いこともあり、少し長いレンジでの見通しの下に、国内協力或いは国際協力も考慮しつつ、太陽観測研究の今後の見通しを考えていきたく思います。
当面の最重要課題は、SOLAR-Bを無事打上げ、SOLAR-Bからの成果を最大限引き出すことで、打上げ後しばらくはSOLAR-Bの運営、データ解析に忙殺されます。それで、打上げ前の試験の合間にキックオフを行い、できれば少人数のワーキンググループを形成し、SOLAR-Bの成果を見ながら最終的な計画を確定していく方針が望ましいと思っています。この主体は国立天文台の太陽グループですが、国内協力が必須と考えています。
国立天文台・太陽観測所では、今後つめていく計画として、適所(国内設置にこだわらない)に1-2mクラスの太陽望遠鏡を設置し、SOLAR-Bでは難しい彩層観測(特に高分解能・高精度の磁場観測)、できればコロナ観測を行うことを一部のグループで検討し始めています。装置の具体化の前に、サイエンスを詰める必要を感じています。また、併せて既存の観測所の整備も必要と考えています。
SOLAR-B以降、日本の太陽観測研究は何を目指すべきか、少し長い時間スケールの中で、次の計画(国立天文台地上計画、ATST参画など)を立案していきたく、関係者の皆様のご意見をいただきたく思います。この観点から、本ワークショップでは、SOLAR-Bでは実現が難しいサイエンスで、個人レベルではなく、グループレベルでのサイエンス、装置開発などに的を絞って、議論のたたき台となる発表をお願いしたく思います。また、理論サイドからの、こんなデータが欲しいというものがあれば、歓迎です。
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プログラム (敬称略)
10:30−12:30 | (座長: 浅井) | ||
・はじめに (渡邊) | 10分 | ||
・ 国立天文台・太陽観測所の将来計画(末松) | 30分 | ||
・ 次世代太陽望遠鏡の考え方と目指すサイエンス(花岡) | 30分 | ||
・太陽将来計画と目指すサイエンスI(勝川) | 20分 | ||
・太陽将来計画と目指すサイエンスII(一本) | 20分 | ||
(昼食休憩) | |||
13:30−15:30 | (座長: 渡邊) | ||
・ATSTの現状と日本からの参画方針議論(末松) | 20分 | ||
・京都大学の太陽将来計画と目指すサイエンス | 60分 | ||
(柴田、 北井、 上野、野上、 永田 ) | |||
・STE研の太陽関連将来計画と目指すサイエンス (増田) | 30分 | ||
(ブレーク) | |||
16:00−18:00 | (座長: 桜井) | ||
・ 情報通信研究機構の太陽研究: 現状と将来計画(秋岡) | 30分 | ||
・数値シミュレーション将来計画 (横山・磯部) | 40分 | ||
・太陽将来計画WGの立ち上げ提案(末松) | |||
・まとめの議論 |
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世話人:
末松、勝川: 太陽天体プラズマ研究部・国立天文台
浅井 野辺山太陽電波・国立天文台