ワークショップスケジュール
- 第4回CLASP特別講義
- 2012年7月19日 @ 国立天文台・三鷹 すばる棟院生セミナー室
- Lecture series on solar dynamo by Prof. Arnab Choudhuri
- 2012年5月30日- 6月25日 @国立天文台・三鷹
- 第3回CLASP特別講義
- 2012年5月20日 @国立天文台・三鷹 すばる棟院生セミナー室
- 対流崩壊に関する小ワークショップ
- 2012年4月21日 @国立天文台・三鷹 ひので運用連絡室
- ひのでによるMHD波動の観測と理論 (第2回)
- 2012年3月5日 @国立天文台 小セミナー室
- 天文学を中心とした理工学での乱流研究 (NAOJ Turb 2011)
- 2012年2月23日-24日@東京・駒場 東京大学 生産技術研究所 A棟大会議室(An301-302)
- CLASP/SOLAR-C特別講義 "Line Formation in a Magnetic Field"
- 2012年1月19日@国立天文台・三鷹 コスモス会館会議室
- 「太陽彩層と地球電離圏の接点」研究会
- 2012年1月10日@国立天文台・三鷹、講義室
第4回CLASP特別講義
- 場所: 国立天文台 すばる棟院生セミナー室
- 開催日: 2012年7月19日(木)
- 世話人: 石川遼子、加藤成晃、常田佐久(国立天文台)
- 講義スケジュール
- 10:30 - 12:00 加藤「輻射輸送計算ツールの作成」
講義の概要は, 輻射輸送方程式の「解方」と「実装」です. 前回に予告した通り、前半はメッシュ法を用いた話をして、後半はモンテカルロ法を用いた方法について解説します.
発表ファイル(pdf)(認証必要)
- 10:30 - 12:00 加藤「輻射輸送計算ツールの作成」
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- 13:00 - 14:30 石川 「昨年のサイエンス会議の復習」
(1) Local anisotropy が atomic polarizationに与える影響,
(2) 3次元輻射輸送方程式を用いたハンレ効果のモデリングの現状,
(3) PRDによって生じるatomic polarization,
について, 昨年行われたサイエンス会議の発表資料のレビューを行う.
発表ファイル(pdf)(認証必要)
- 13:00 - 14:30 石川 「昨年のサイエンス会議の復習」
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- 16:30 - 17:30 全員
「8月のサイエンス会議に向けて」
「ハンレダイアグラムの作り方について」
Atomic Polarizationとハンレ効果をどうやってきりわけるのか?
- 16:30 - 17:30 全員
Lecture series on solar dynamo by Prof. Arnab Choudhuri
- 場所: 国立天文台 三鷹キャンパス
- 開催日: 2012年5月30日・6月25日
- Lecture 1:
- Date: May 30 13:15 - 14:45
Title: Historical Development of Solar Dynamo Theory
(movie) dot_ar8704_20sep99_sunspot.mpeg -
(movie) omega_effect_movie.avi - Lecture 2:
- Date: June 12 10:30 - 12:00
Title: The Flux Transport Dynamo, Flux Tubes and Helicity - Lecture 3:
- Date: June 12 13:15 - 14:45
Title: Irregularities of solar cycle and their theoretical modeling - Lecture 4:
- Date: June 25 9:30 - 11:00
Title: From kinematics to dynamics: Meridional circulation and torsional oscillations
第3回CLASP特別講義
- 場所: 国立天文台 すばる棟院生セミナー室
- 開催日: 2012年5月28日(月)
- 世話人: 石川遼子、加藤成晃、常田佐久(国立天文台)
- プログラム
- 石川遼子 (国立天文台) (11:00-11:45)
・前回の復習とまとめ
前回は, Zeeman効果, Atomic polarization, Hanle効果を同じ枠組みで取り扱い基礎を理解した。今回はそのまとめとして今一度Zeeman効果とHanle効果について概観し, バンブレック角について考察を行う.
Presentation file - 加藤成晃 (国立天文台) (13:00-14:30)
・CRDとPRDの原理とatomic polarized emissionに与える影響について
CRDとPRDでのEmission Line Radiative Transferの違いについて、基本的な原理の話と単純化した大気での数値計算結果について説明する.
Presentation file - 鹿野良平 (国立天文台) (14:30 - 15:15)
・球面テンソルと球面調和関数の類似性と、それによる非等方放射場の分類
放射場分布つまり非等方性を記述するものとして球面テンソルがある。球面調和関数との類似性を使って、いくつかの球面テンソルが表す非等方分布を、特にHanle効果で重要な非等方放射場成分J_0^2について感覚的に理解する。
Presentation file - 後藤基志 (核融合科学研究所ヘリカル研究部 高温プラズマ物理研究系) (15:15-16:45)
・輻射輸送と偏光輝線プロファイル形成
前回までに,密度行列の運動方程式を解き,得られた密度行列からストークスパラメータ,もしくはハンレダイアグラムを求める方法を概説した.今回は,運動方程式に輻射輸送方程式を取り込み self-consistent な解を求める方法,および線広がりを考慮に入れてストークスパラメータの波長依存性を求める方法について考える.
Presentation file - 全員(16:45-17:15)
・CLASPのデータ解析とサイエンス会議についての議論
- 石川遼子 (国立天文台) (11:00-11:45)
対流崩壊に関する小ワークショップ
ひので等による高解像度観測によって進展した微細磁束管の形成過程「対流崩壊(convective collapse)」に関する小勉強会を開催します。
- 日時: 2012年 4月21日(土)11:00 - 17:00
- 場所: 国立天文台ひので運用連絡室
- 世話人: 永田 (京大飛騨天), 石川 (国立天文台)
- プログラム
(以下、リンク先の発表ファイルの閲覧にはユーザー認証が必要です。)
- 11:00: ひのでにより観測的にとらえらたconvective collapse現象のまとめ(永田)
- 13:00: 1次元シミュレーションおよび線形安定性によるconvective collapse研究の経緯、プラズマβと管径による不安定性発現と下降流の反射による上昇衝撃波の形成について(竹内)
- 14:00: 磁気浮上と対流崩壊による強磁場磁束管の生成について(高橋)
- 15:00: 短寿命水平磁場構造がconvective collapse現象によりキロガウス磁束管に変遷する過程に関する考察(石川)
- 15:30: 3次元輻射流体シミュレーションによる数値実験はconvective collapse現象について新たな知見をもたらしうるか?(加藤)
- 16:00: 総合討論
- 17:00: 解散
ひのでによるMHD波動の観測と理論 (第2回)
MHD波動は、コロナ加熱や太陽風加速という太陽物理学上の大きな謎を 解く鍵です。近年、「ひので」SOTやEISによりMHD波動に関する観測が 次々と提示されており、今後、その物理的解釈やコロナ加熱・太陽風 加速への寄与に関する議論がますます盛んになることは間違いありません。
今回は、太陽大気中の波動研究で実績のあるV. Nakariakov氏をお迎え して、「ひので」に代表される太陽観測を出発点として、他天体、 実験室プラズマなど、多角的に議論することを目指します。
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- 日程: 2012年3月5日(月)
- 場所: 国立天文台三鷹 小セミナー室
- 世話人: 松本 (名古屋大), 常田 (国立天文台)
- プログラム
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10:30-11:30 Nakariakov : "MHD waves in the solar corona in the era of SDO".
11:30-12:00 Tsuneta : "Detection of MHD waves in the photosphere"
12:00-13:30 lunch
13:30-14:00 Kitagawa : "Review on studies of waves revealed by Hinode"
14:00-14:30 Inomoto : "Wave observations in magnetic reconnection laboratory experiment"
14:30-15:00 Matsumoto : "Connecting the photosphere and the wind: MHD simulation based on Alfven wave scenario"
15:00-15:15 break
15:15-15:45 Suzuki : "Dependence of mass loss rate on surface convective perturbation"
15:45-16:15 Kato : "Simulations of Chromosphere/Coronal Wave Generation"
16:15-16:30 discussion
18:30- party at around Chofu or Musashisakai (TBD)
国立天文台 研究集会「天文学を中心とした理工学における乱流研究」(NAOJ Turb 2011)
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場所: 東京・駒場 東京大学 生産技術研究所 A棟大会議室(An301-302)
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html
日時: 2012年 2月23日(木)-24日(金)
研究会URL: http://hinode.nao.ac.jp/WorkShop/naoj_turb_2011/- 目的
乱流とそれに伴う運動量輸送やエネルギー散逸は,天文や地球物理,核融合などの諸現象でしばしば重要な役割を果たすと考えられています.しかし,乱流へのアプローチは自明ではありません.実際,理工学の多くの分野で必要とされる乱流の知識と,流体物理で研究されている乱流の知見との間には大きな差があります.実現象では,非一様性や非等方性とそれらの効果がまず重要な問題となります.一方,流体乱流の研究では,方程式の非線型性に由来するクロージャーの問題が最重要とされ,一様で等方な乱流に議論が集中しがちです.このような状況下で,実在する乱流である非一様性乱流を扱う理論やモデルを考え,その成果を実現象の乱流解析に活用することは大きな意義をもちます.
この研究会は,天文学や地球物理,核融合などの研究者で乱流を扱う必要のある人と流体乱流の研究者で天文などの自然現象の解析に真剣な興味をもつ人が一堂に会して,乱流を伴う実現象で何がわからないかを整理,問題を共有し,その解析のための方法を探ろうという趣旨の会です.
勿論,全ての問題をすぐに解決することは不可能です.前回の研究会では,乱流モデルに焦点を当て,その考え方について学びました.それを承けて今回は,乱流モデルを応用する具体的現象を見ていきたいと思います.さらに乱流現象の別の側面である構造形成,すなわちプラズマの自発回転やダイナモ,パターン形成についての最新の実験や別のアプローチについても学ぶ予定です.そして
(1) 天文・地球物理・核融合などの現象で乱流のどういう点がわかる必要があるのか;
(2) 実際の自然現象において乱流モデル的手法でどのようなことができるか;
(3) 構造形成の物理に乱流がどのようにかかわっているか;
といった点について考え,議論する研究会にしたいと考えています.研究会では,それぞれの分野で活躍しておられる講師の方々に,できるだけ基本的なところから講義していただき,専門用語によらず共通の言葉で物理や考え方を語っていただくようにします.その上で,実現象で乱流について何を知る必要があるのか,乱流による輸送や散逸を評価・モデル化する際にどのようなことに注意する必要があるのか,などがわかるように議論を進めたいと思います.
- 目的
CLASP/SOLAR-C特別講義 "Line Formation in a Magnetic Field"
場所:国立天文台コスモス会館会議室
日時:2012年1月19日(木)
講師:石川遼子 (国立天文台)
- 13:30 - 14:30
量子力学の復習
「Zeeman効果, Atomic polarization, Hanle効果を同じ量子力学的枠組みで取り 扱い基礎を理解する。また, 偏光とdensity matrixの関係についても触れる。」
講師:後藤基志
(核融合科学研究所ヘリカル研究部 高温プラズマ物理研究系)
- 14:45 - 16:00
Line Formation in a Magnetic Field 講義1
休憩(質問時間)
- 16:15 - 17:30
Line Formation in a Magnetic Field 講義2
「太陽彩層と地球電離圏の接点」研究会
日時: 2012年1月10日(火)、9時半?18時
場所: 国立天文台・三鷹、講義室
主催: 国立天文台・ひので科学プロジェクト
世話人: 山本、磯部(京大)、小川(極地研)、吉川(九大)、常田、岡本、末松(国立天文台)
太陽彩層は皆既日食の際にピンク色に輝いて見える、光球とコロナに挟まれた大気層として知られています。最近、「ひので」衛星等の活躍により彩層の描像が一新し、磁気波動やジェット現象などダイナミックな現象が頻繁に起こっている様子が直接見えて来ました。但し、その起源や彩層加熱といった問題は未解決のままです。 一方、彩層大気は温度約1万Kの部分電離気体で粒子間の衝突仮定が卓越しており、下層の対流層-光球からのエネルギーの流入、上層の完全電離のコロナとの磁気相互作用など、物理現象を考える上で地球の電離層との類似性が指摘されております。 そこで研究を進める上で新たな視点を導入すべく、電離圏との合同研究会を開催する次第です。お互いの未解明の現象を理解する上で、双方からの視点が有益と考えます。今回第一回目ということで、太陽の彩層と地球の電離圏でどのような類似性と相違があるかを理解し、お互いのシステムを理解することを目的とした、勉強会に近いものにしたく思います。そこで予めお願いした発表者にはできるだけかみ砕いた説明をしてもらい、両方のシステム的、素過程的接点をさぐるためのキックオフとしたく思います。
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