川畑 佑典

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最先端の技術を集結させた芸術

川畑 佑典(東京大・ISAS/JAXA D2)

「ひのでプロジェクト」に参加したのはいつですか?そのきっかけは?

 私が「ひので」プロジェクトの活動に参加し始めたのは 2014年からでした。東京大学大学院の修士課程に進学したのがきっかけで、宇宙科学研究所のひのでグループで研究を始めました。それ以降、データ解析、運用業務、アウトリーチ等を通して「ひので」と関わっています。

「ひのでプロジェクト」の10 年間でいち押しの成果や画像は?

 私の「ひので」のいち押しの成果は光球磁場観測データを用いたコロナ磁場推定です。「ひので」によって太陽光球の高精度な 3成分磁場ベクトルの観測により、コロナの 3 次元磁場を推定する手法である非線形フォースフリー磁場計算を行うことが可能になりました。この手法により太陽フレアを起こすような活動領域のコロナの詳細な 3 次元の磁場構造やエネルギーを評価できるようになりました。

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ひので磁場データをもとに計算した黒点周辺のコロナ磁場。

「ひのでプロジェクト」の 10年間で一番印象に残っている出来事や苦労したことは?

 一番印象に残っているのは初めて運用業務に携わった時の思い出です。大学院に進学したてで太陽や観測に関する知識も乏しい状態の中で、世界中の研究者が求めるデータをミスなく取得しなければならないというのは非常に大きなプレッシャーでした。しかし運用業務に携わることで、世界の研究者が現在どういう研究を行い、どういう事に興味を持っているかを肌で感じることができるので、今でも良い勉強になっています。

「ひので」で今後取り組みたいことや期待することは?

 私は現在太陽大気の爆発現象である太陽フレアに興味を持っています。太陽の活動領域がどのように形成され、エネルギーを蓄積し、解放するのかという謎を、10 年間蓄えられた「ひので」のデータを用いて統計的にアプローチできないかを考えています。

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