粒状斑からコロナ・太陽風へ
松本 琢磨(名古屋大学 研究機関研究員)
「ひのでプロジェクト」に参加したのはいつですか?そのきっかけは?
D1 になった 2007 年頃に初めて、国立天文台でひのでのデータを解析しました。当時行っていた3次元全球太陽風シミュレーションの境界条件として、XRT の温度・密度解析を行う予定でした。
「ひのでプロジェクト」の10 年間でいち押しの成果や画像は?
粒状斑の高解像度・長時間の動画に魅せられ、データ解析を始めた頃はずっと動画を見ながら何かできないかと考えていました。ですので、粒状斑の水平方向の速度スペクトルを局所相関法を使って導出したことをいち押しの成果として挙げたいと思います。
「ひのでプロジェクト」の 10年間で一番印象に残っている出来事や苦労したことは?
運用初期は XRTCO マシンの不調で、観測のプランニングが夜中までかかりとても苦労しました。観測プランを一回コンパイルするだけで 5から 10 分くらいかかったように記憶しています。
「ひので」で今後取り組みたいことや期待することは?
磁束管のバルクモーションだけでなく、その形状の変化などからどのようなモードの波が出やすいかがわかるのではないかと考えています。
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