川手 朋子

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宇宙物理・プラズマ物理・原子物理全てにおける実験施設

川手 朋子(ISAS/JAXA 研究員)

「ひのでプロジェクト」に参加したのはいつですか?そのきっかけは?

 「ひので」のデータを初めて触れたのは修士 1 年生(2007 年)の時、野辺山太陽電波観測所で開催されていたデータ解析ワークショップに参加し、2006 年 12 月 13 日に発生した X クラスフレアの際に取得された SOT のデータを解析しました。

「ひのでプロジェクト」の10 年間でいち押しの成果や画像は?

 2006 年 12 月 13 日の X クラスフレアと関連するフレア・活動領域の成果を挙げたいと思います。自分が初めて解析したフレアということもありますが、ひので衛星の初期に観測され他の観測機器においてもデータに恵まれた大フレアという面で、多くの人々の印象に残るイベントだと思います。またコロナ~彩層~光球における大フレアの特性やフレアに至る活動領域の発達過程など、今でも論文成果が増え続けているフレアのひとつでもあります。

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2006 年 12 月 13 日の X クラスフレア。背景は SOT で観測した磁場分布。等高線で硬 X 線の分布を示す(Minoshima et al. 2009 ApJ より )。

「ひのでプロジェクト」の 10年間で一番印象に残っている出来事や苦労したことは?

 ひので国際会議の LOC を行った際、書類整備や事務連絡など、裏方仕事で苦労しました。とはいえ、ある種のお祭りのような雰囲気で企画・開催を行い、また色々な研究者の方々との話のネタにもなっているので、楽しかったことのひとつでもあります。

「ひので」で今後取り組みたいことや期待することは?

 極端紫外線スペクトルの太陽フレアデータに関して、加速・加熱が起こっている場所を多温度で電子分布・密度とプラズマの運動を定量的に評価できそうなデータを見たいのですが、欲しいデータが取得できないまま太陽極小期に入りそうなので、次の極大期目指してデータを取得して欲しいです。

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